最短で老後資金をつくる 確定拠出年金こうすればいい

最短で老後資金をつくる 確定拠出年金こうすればいい (青春新書インテリジェンス)
中桐 啓貴 (著)




おすすめ度★★★★☆


公的年金は、現在の年金受給者を現役世代の保険料負担者で
支える賦課方式です。少子高齢化が進んでいる日本では、
これから保険料負担者である支え手の数が減っていきます。

よって、公的年金の破綻はなくても、年金支給年齢の引き上げや、
年金支給額の引き下げは、不可避でしょう。

そのような流れの中で、重要となってくるのが、自助努力です。

法改正で、確定拠出年金(iDeCo)に加入できる方の範囲は
広がり、税制上の優遇措置を受けながら、将来のための
資産運用をする手段が広がりました。

これは、国が「公的年金だけに頼るのではなく、自助努力を
してください」と公言しているようなものです。

自身で老後資金の積み立てを行うであれば、まずは、税制上
有利な制度である確定拠出年金(iDeCo)やNISAを最大限
活用することが肝要です。

確定拠出年金(iDeCo)であれば、掛け金支払い時は、掛け金
全額が所得控除になり、受取時にも税制上有利になっています。

この本には、上記のような確定拠出年金(iDeCo)の有利な面や
仕組み、注意すべき点などが簡単にまとめられています。

更に、確定拠出年金(iDeCo)で運用するのであれば、投資信託を
すすめています。

確定拠出年金(iDeCo)では、元本保証型の定期預金や保険なども
用意されていますが、若い方は特にリスクをとって投資信託で運用
すべきです。

世界の株式市場では、高騰や暴落を繰り返しながらも年7%程度
の成長をしています。そこに投資信託を通してお金を投入すれば、
年7%程度の利回りを実現することも不可能ではない、と書かれて
います。

また、確定拠出年金(iDeCo)を活用するうえで必要となる知識で
あるドルコスト平均法についてや、暴落時の心構え、受取時(出口)
での考え方などがわかりやすく書かれています。

確定拠出年金(iDeCo)は、大手金融機関や証券会社などに
口座を開設できますが、毎月の手数料や運用できる商品数
などが異なります。

手数料や運用商品数の観点からおすすめの金融機関が
著書内で紹介されています。

確定拠出年金(iDeCo)に興味を持つ入門書としてはいい本
だと思います。

サラッと読める点を考慮して、おすすめ度は星4つとさせて
いただきます。

No.602
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テーマ : 資産運用
ジャンル : 株式・投資・マネー

お金の教室 二十歳の君に贈るマネー運用論

お金の教室 二十歳の君に贈るマネー運用論
山崎 元




おすすめ度★★★★★

この本には、資産運用に関して非常に基本的なことが書かれて
います。基本的なことではありますが、押さえておくべきポイント
が多く書かれていて、これから資産運用を始めるという方には
入門書として最適な1冊といえるでしょう。

例えば、「安全・確実で高利回りのようなうまい話はない」や
「ハイリスクの商品がハイリターンとは限らないが、ハイリターンの
商品は必ずハイリスクと考えて間違いない」などは、知っておくべき
ポイントでしょう。

出資金詐欺のニュースでは、元本保証で年利数十%の利回り
という話に騙される方が多いですが、上記の通り、「安全・確実で
高利回りのようなうまい話はない」という点を押さえていれば、
明らかにそのような話はおかしくて、騙されている可能性が
高いことがわかります。

また、ハイリターンの商品はハイリスクと考えて間違いない
ので、1年で資金が倍になるというようなハイリターンの話が
あれば、そのリターンに対してどれだけのリスクがあるのかを
確認する必要があります。

投資初心者の方は、リターンばかりに目がいき、リスクに対して
鈍感な場合が多いと思います。

その他にも、初心者の方が疑問に思うであろう、株式投資と
ギャンブルの違いについてや、投資信託の選び方などに
ついて書かれています。
投資・投機・浪費の違いとは?

この本の中に書かれているように投資に関しても電化製品の
ようにしっかり吟味して買うことが重要でしょう。

セールスマンのすすめるものをそのまま購入するようなことは
してはいけない。

自分の頭で考えることができないのであれば投資などしない方
がいいかもしれません。

公的年金などの日本の社会保障制度の今後を考えたとき、
ますます自助努力が必要となることは間違いありません。
自分の頭で考え、資産運用を行っていくことが重要です。

そのようなきっかけとなる基礎的な知識を得るためには、
良い本だと思いますので、おすすめ度は星5つとさせて
いただきます。

No.601

テーマ : 資産運用
ジャンル : 株式・投資・マネー

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
勝間 和代




おすすめ度★★★☆☆

日本人には、「金融リテラシー」が不足している。

「金融リテラシー」とはお金の流れに関する知識や判断力を
いいます。
金融リテラシー

「金融リテラシー」があれば、労働収入と金融からの収入をバランス
させ、ワークライフバランスをと整えることができる。

著者のこの意見には大変賛同できます。

しかし、日本人は額に汗して働く、勤労が美徳という価値観が
強すぎて、株などで得た収入は不浄なものだと考える人が
多すぎる。

日本人は株式などの金融資産を持たないため、リターンが少なく、
その分、労働収入に頼る構図になっています。

日本人は「金融リテラシー」を学び、この本にあるように自分が働く
と同時にお金に働いてもうという発想が必要でしょう。

公的年金だけでは、限界があるのは誰の目にも明らかで、今後は
確定拠出年金(ideco)やNISAなどの税制上の優遇措置がある
制度を活用する自助努力が必要となることは間違いありません。

今後は、ますます金融リテラシーを身に付け、リスクとリターンを
コントロールしてくことが重要とこの本には書かれています。

金融商品別の視点では、預金から株式、投資信託、保険などの
話が展開されています。

全体的に書かれている内容は間違っていないと思いますが、
淡々と話しが進み、「金融リテラシー」をこれから学ぼうという
方には面白みがないのではないかというのが正直な感想です。

もう少し、これから「金融リテラシー」を学ぼうとする方がとっつき
やすい書き方があると思いますので、おすすめ度は星3つと
させていただきます。

No.600

テーマ : 資産運用
ジャンル : 株式・投資・マネー

行列のできる保険ショップがはじめて書いた世界一やさしい保険の本

行列のできる保険ショップがはじめて書いた世界一やさしい保険の本



おすすめ度★★★★☆

「世界一やさしい保険の本」というタイトルですが、公的保障の
大切さが書かれている点に好感が持てる一冊です。

民間の保険を検討する際には、公的年金、公的医療保険、
公的介護保険など、公的保障を考慮する必要があります。

公的保障を考慮しないと保障が過剰になってしまいます。

また、会社の福利厚生制度にも言及していて、保険選びは
国・企業・個人の保険のバランスを考えるという点は、非常に
大切なポイントとなります。


偏った論もなく、丁寧に公的保障から民間の保険まで解説
していて初心者向きなのですが、文量が多く、一般の方は
読んでいて疲れる部分があるかもしれません。

しかし、論が偏ったクセの強い本を読むよりは、一般の方
にはこの本のような中立的な立場で書かれた内容の本を
読んで頂きたいと思います。


第3章の「間違いだらけの保険選び」では、勘違いしがちな
点について解説していて、一般の方にとっては、なるほどと
感じる部分も多いと思います。

また、後半の相談事例も独身から始まり、定年退職後や
相続に関する相談例が紹介されていて、参考にして頂ける
でしょう。

ただし、相談事例をそのまま参考にして保険に加入するのは
危険です。時代が変われば、選ぶべき保険も変わります。

この本が書かれた時には終身保険を活用して貯蓄をする
という考え方も悪くはありませんでしたが、予定利率が
下がった現状では、保険で貯蓄をするという考え方は
あまり良いものではありません。

保険加入時にはやはり、FPなどのプロに相談する方が
間違いありません。時代に合った保険を提案してもらう
ことをおすすめします。


保険の見直しは必要ではありますが、この本の中にある通り、
安易な見直しは、契約者にとって不利益になる可能性があり
ます。

保険の見直しありきではなく、見直しが必要かを相談できるプロを
見付けることが重要だと思います。

No.599

テーマ : 生命保険・損害保険
ジャンル : 株式・投資・マネー

長期投資でお金の悩みから自由になった人たち

長期投資でお金の悩みから自由になった人たち
澤上 篤人




おすすめ度★★★★☆

『ファイナンシャル・インディペンデンス』を達成するためにどう
すればいいか?という内容が書かれている本です。

『ファイナンシャル・インディペンデンス』とは、お金の悩みから
自由なることです。それを達成するための方法は、長期・分散・
積立投資であるとういうのが結論です。

日本では投資と聞くとまだまだ一発で巨額な利益を上げるような
ギャンブル的なイメージを持つ方が多いと思います。その感覚で
投資を行うと、非常に高いリスクを背負うことになります。

長期・分散・積立投資を活用すれば、リスクを下げながら、利益を
上げやすくなります。

投資信託は銀行、証券会社、郵便局の手数料稼ぎの道具と
なってしまっている。だから投信を直販するという考えも持った
澤上さん。

澤上さんは、日本の一般生活者に本格的な長期投資による
財産づくりを浸透させるため、1999年8月にさわかみファンドを
設定し、毎月一定額うずつ購入できる制度を導入しました。

上記のような澤上さんの考えと、これまでの実績が本の前半
部分に書かれています。


後半部分では、実際に長期投資で『ファイナンシャル・
インディペンデンス』を達成人たちの実例が紹介されて
います。

長期投資をする20人の実例で年齢や性別、家庭環境などは
バラバラです。

長期投資ではどのように資産状況が変化していくかが実例を
通して理解できます。リーマンショックのような株価暴落時には
どのような心構えを持ち、どのように対処すべきなのかがよく
分かると思います。

そして、長期投資では時間を味方に付け、複利の力で資産を
殖やしていくので、少しでも早くスタートすることが重要だと
分かります。


この本では、投資について深い知識を得ることはできません。

しかし、投資初心者が長期・分散・積立投資に興味を持つには
良い入門書になるのではないかと思います。

投資初心者の方はこの本を読み、少しでも長期・分散・積立
投資に興味を持ったのであれば、更に知識を深めるといい
でしょう。

投資初心者は、ご自身の投資手法に疑問を持っている方には
おすすめの本です。

ということで、おすすめ度は星4つとさせて頂きました。

No.598

テーマ : 資産運用
ジャンル : 株式・投資・マネー

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生命保険、損害保険、社会保険、公的年金、資産運用など、人生100年時代を生きるためのヒントをFP(ファイナンシャル・プランナー)がご提供します!

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