一時払い商品以外へのマイナス金利の影響広がる

日本銀行の金融緩和の影響で保険会社の運用難が続き、
貯蓄性の高い一時払終身保険等の一時払系の商品が販売
停止になったり、予定利率の引き下げ(保険料の引上げ)を
行ったりしてきました。

その影響が一時払い系の商品以外にも広がってきています。
今回は、その一例として東京海上日動あんしん生命の商品
改定についてご紹介します。


1.長割り終身、個人年金等の販売停止

  東京海上日動あんしん生命は、長割り終身保険や個人
  年金等の販売を2016年10月2日(日)より休止します。

  具体的には下記商品の販売を休止します。
   ・長割り終身保険
   ・個人年金保険
   ・養老保険(個人契約(個人事業主含む))

  長割り終身保険は保険料払込期間(低解約払戻期間)中の
  解約返戻金の返戻率を抑えたタイプの低解約返戻金型の
  終身保険です。
  低解約返戻金型ではない終身保険については、販売が継続
  されます。
  



2.販売休止の背景

  今回の販売休止の背景を東京海上日動あんしん生命は、
  日本銀行のマイナス金利政策導入等の影響により、歴史的な
  低金利が続いており、貯蓄性商品の収益性が大幅に悪化して
  いるためとしています。
  
  実際に長期金利の指標である新発10年物国債の利回りは
  マイナス0.255%(2016年7月4日)となっています。
  一方、東京海上日動あんしん生命が契約者に約束している
  予定利率は長割り終身保険と個人年金保険ともに1.35%です。
  このような状況が続けば、当然、保険会社の収益を圧迫します。

  東京海上日動あんしん生命は、日本国債での運用比率が
  高いようなので、マイナス金利の影響を大きく受けている
  ものと思われます。



3.他社の動向

  先日の日経新聞には、アフラックが「ほけんの窓口」や
  「みつばちほけん」などの大型保険ショップでの学資保険
  の取り扱いを停止するという記事が掲載されました。
  (代理店経由での学資保険加入は停止されておらず、
   申込可能です)

  同じ記事には、かんぽ生命も一部の学資保険の販売を
  今月(2016年6月2日)から停止しているとなっていました。

  今後、他の生命保険会社がどのような対応を取るかは
  分かりませんが、マイナス金利の影響が貯蓄性のある
  生命保険商品全般に確実に広がっているのは間違い
  ありません。



まとめ

ここ最近の経済情勢から考えると、イギリスのEU離脱の影響等
で円高傾向です。景気が腰折れすることを防ぐために日本銀行
による追加緩和の可能性もあります。

そうなると、より一層貯蓄型の生命保険商品には影響が広がる
でしょう。今後、一時払い商品以外にも販売停止や予定利率の
引き下げを行う保険会社が増える可能性もあります。

※予定利率が引き下げになると、保険料は引き上げられます。


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