日銀が目標としている年2%の物価上昇が続くと・・・

日本銀行は、消費者物価指数の前年比上昇率の実績値が
安定的に2%を超えることを目標に金融緩和を続けています。

さて、日銀の目指す2%の物価上昇が実現した場合、世の中
はどのように変わるのでしょうか?

日銀の金融緩和を他人事のように考えている方が多いと思い
ますが、実は、日本人全員に関係する問題が潜んでいます。

知らぬが仏ではなく、知らぬが地獄になる可能性があります。


1.2%の物価上昇が続くと・・・

  日銀が目標としている物価上昇2%が続くとどうなるので
  しょうか?
  
  毎年物価が2%上がるということは、モノの値段が毎年1.02倍
  になっていくということです。ということは、物価上昇は複利で
  あることが分かります。よって、72の法則を使うと現在と比べて
  物価が2倍になるおおよその年数が分かります。

  「2% × 36年 = 72」 となり、約36年後には物価が2倍
  になっていることになります。


  実際に100円のものが2%の物価上昇でどのくらい価格が
  上がっていくのかを下表にまとめてみました。
1年目102円
5年目110円
10年目122円
15年目135円
20年目149円
25年目164円
30年目181円
36年目204円


  複利の効果は、初めは小さく感じてもどんどん加速度を
  増して効果が出てきます。つまり初めは気付かないほど
  小さな変化でも気付いたころには手遅れになるほど大きな
  変化が発生していることになります。



2.資産の目減り

  年2%の物価上昇が続くとなると、相対的にお金の価値は
  下がっていきます。例えば、100円で買えてものが、20年後
  には約150円になっているわけですから100円の価値が
  下がっているわけです。

  仮に2%の物価上昇が毎年続くのであれば、最低でも2%
  (複利)で資産を運用しなければ、実質的に持っている資産は
  目減りすることになるわけです。インフレ時には現金を持って
  いるだけだと、額面は減っていなくても、実質的には資産が
  目減りしているという恐ろしい状態に陥ります。

  2%の物価上昇が毎年続いただけで、老後のためにコツコツ
  貯蓄していた大切な資産が、36年後には実質的に2分の1の
  価値に下がっていることになります。



3.資産運用の大切さ

  年2%ずつインフレが進むと同時に同じだけ賃金や年金が
  上がっていけば、生活に困ることはありません。

  しかし、インフレに賃金上昇や年金額の上昇が追いつか
  ない場合、生活はどんどん苦しくなります。

  特に年金額については、2018年度からマクロ経済スライドが
  強化されますので、物価上昇ほどは公的年金の額は上がって
  いかないことが確実です。

  インフレが進むにつれて同じだけ銀行預金の金利が
  上がればいいですが、インフレ率に追いつかない場合、
  資産は実質的に目減りしていきます。

  つまり、2%の物価上昇率に追いつける資産運用を考え
  ないと大変なことになります。



まとめ

「日銀の金融緩和って何?」とか「2%の物価上昇でモノが高く
なると困る」などと呑気に言っている場合ではありません。

日本は以前のように右肩上がりの成長を続ける時代ではあり
ませんので、年金を含め社会保障の分野では、今後、益々
自己責任が求められる時代がくると思います。

自分の資産を守るためにも、NISAや個人型確定拠出年金等の
税制優遇措置がある制度を活用しつつ、資産運用を考えて
いかなければならない時代が来ています。

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